かわいいペット写真を撮影したい人に、走る姿を追いかけながら撮影したり、小道具を使ったりして躍動感のある姿を撮影しましょう。
決定的瞬間を撮影するための様々なテクニックをご紹介します。

動きをよく見て次の行動を予想しよう

動き回るペットを撮影する時に重要なことは「次の行動を予測する」ことです。
まっすぐ走ってくるのか、ジャンプするのか、途中で方向を変えるのか。シャッターボタンを押す瞬間までしっかりと動きを追いましょう。
何も考えずに撮影してしまうと、写真がブレたり失敗してしまう可能性が高いです。

走っている方向とスピードを考えて、カメラに写り込んだ瞬間を狙って少し早めにシャッターボタンを押します。
ボタンを押すタイミングを早めてシャッターを押すのがポイントです。

大きく分けて撮影方法は二つ

走り回るペットを撮影する方法は大きく分けて二つあります。
背景がブレて躍動感のある「流し撮り」と、空中にピタッと止まっている「高速シャッター」です。
出来上がりの写真イメージを決めてどちらの方法を使うか決めましょう。

まっすぐこちらに向かって走ってくる場合は行動が予測しやすくなります。
カメラを覗きながらでも構図を調整できるので、失敗しにくい正面から狙ってみましょう。

動くペットを撮影する「流し撮り」テクニック

躍動感のある写真を撮りたい場合に使う撮影テクニックは「流し撮り」です。
流し撮りとはカメラを左右に動かしながらシャッターを押すことで、背景はブレてもペットはブレない撮影方法になります。
流し撮りを使うと、ものすごいスピードで走っているように見えるので、ワンランク上の格好良い写真ができあがります。

http://ryubun.net/category/dogs/howto/

顔にピントを合わせておき、犬の体をカメラを覗きながら追いかけます。
「流し撮り」は同じ速度で追いかけることができた時にシャッターボタンを押す撮影テクニックです。

撮影する対象と同じ速度、同じ方向へカメラを動かしながらシャッターボタンを押します。
慣れるまで時間がかかるので何度も挑戦してみましょう。

手振れ補正はONにする

カメラの手振れ補正は必ずONの状態で撮影します。
上下の細かい手ブレを補正してくれるので、カメラを大きく動かしてもしっかりと流し撮りしてくれます。
細かなブレを補正してくれる機能なので、左右に大きく動かした時に大きな効果が期待できます。

http://dosukoiriku.seesaa.net/article/279048769.html

顔にピントを合わせてカメラを左に動かしながら撮影します。
カメラを動かさずに構えたままシャッターボタンを押すとブレてしまうので、しっかりカメラを動かしましょう。

一脚を使うとスムーズに流し撮りができる

どうしても難しい場合は「一脚」という機材を使うのがオススメです。
カメラを固定する機材で杖のような形になっており、カメラの三脚穴に取り付けて使います。
三脚と違い自由に動かしやすく移動も簡単です。これで上下ブレが抑えられるので流し撮りもより簡単です。

高速シャッターで動きを止める!

シャッター速度を速くすると一瞬の時間を記録できます。
人間の目では捉えきれない面白い世界が広がります。

http://poyo.naturum.ne.jp/c20101616_9.html

シャッター速度を速くして撮影することで、空中に静止した不思議な写真を撮影することもできます。
普段の生活の中では見ることのできない、写真でしか捉えることのできない世界に挑戦してみましょう。
その時の一瞬を止めてみることで、とても面白い写真になります。

ジャンプした瞬間を高速シャッターで狙う

猫や犬がジャンプした瞬間を撮影してみましょう。
カメラのシャッター速度を速めに、必ず1/500以上の数値に設定して撮影します。そして連写機能を使って何枚も撮影しておきます。
あとから一番良い写真を選んで必要ないものは削除しておくと、失敗のない一瞬の面白さを記録することが可能です。

http://www.yukawanet.com/archives/3861620.html

猫がジャンプした瞬間を止めると可愛らしい写真になります。
写真ならではの高速シャッターの世界です。

ペットの目線でカメラの位置を構える

カメラを構える位置はペットの目線と同じにしましょう。
立ったまま見下ろすように撮影してしまうと迫力のある写真になりにくいので、低い位置から構えて目線を合わせます。
地面に寝そべって撮影したり、ディスプレイのアングルを変えられるカメラを使うと便利です。

まとめ

躍動感のある作品作りができる「流し撮り」と、連写で一瞬を切り取る「高速シャッター」の二つを使い分けてみましょう。
完成イメージを持つことで、自分の表現したい作品を作ることもできます。
なんとなく面白い写真がとれた、を卒業して狙って作品作りを楽しみましょう。