早稲田大学で最大規模のアウトドアのサークル、岳文会さんにインタビュー!3,000m級の山に登ってこそ味わうことのできる体験や魅力から、岳文会の活動まで、アウトドアや登山に興味あるけれど、どういう所が面白いんだろう?と思われてる方(特に学生)に必見です。

アウトドアの全てを満喫できる日本最大の登山サークル

http://gakubunkai.com/record/project/2015/12summercamp/01omoteginza-course/index.html

幹事長紹介

今回は、幹事長の西川さんと広報担当の小島さん、お二人にお話伺いました!

幹事長プロフィール

https://twitter.com/blog_hobbee/status/684305321058148352

岳文会の幹事長をしている西川裕也(にしかわゆうや)です。現在、早稲田大学教育学部2年生、専攻は英語英文学で、ゼミではイマージョン教育と早期外国語教育について学んでいます。

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同じく岳文会の広報を担当している小島奈津子です。現在、早稲田大学教育学部2年生、ゼミでは西欧の政治教育について学んでいます。同時に早稲田大学地域猫の会にも所属しています。

what’s your hobbee

西川さん:
一人旅に行くのが好きです。夏休みとかで長めの休みに入ると、海外に2〜3週間行ってしまいます。
これまでに、イギリスなど10ヶ国に行きました。
一人旅のきっかけは、入学当初に所属していた「世界旅行研究会」という一人旅のサークルでハマったからです。

小島さん:
少年マンガを読むのが好きで、特に「ジョジョの奇妙な冒険」が好きなんです。
ジョジョを好きになったきっかけは、アニメが高校生の時にやっていて、第一部の結末を見てすごく衝撃的だったので、続きが気になり読み始めました!

サークルの活動内容・メンバーの雰囲気

どのような活動をしているんですか?

http://gakubunkai.com/record/project/2015/12summercamp/01omoteginza-course/index.html

私たちは、毎年8月の夏合宿で、3000m以上の山が連なる北アルプスを縦走することを目標に、毎月登山をして準備しています。平均5泊前後の日程で、10チーム前後に分かれ、各班ごと異なるコースで北アルプスを縦走し、最終目的地である上高地を目指します。

http://blog.goo.ne.jp/chimo777/e/0f3d31cc191ee57889be1649eac95dae

北アルプス縦走は、常に2,500m〜3,000mの高所を歩きとおす日本の登山コースの中でも最もハードと言える行程のひとつとされています。コースの難易度が高い班は、北アルプス最高峰の槍ヶ岳(標高3,180m)登頂を目指します。

入ってまだ4ヶ月も経たない新1年生でも夏合宿を踏破できるよう、5月から7月の間は毎月1本のペースで登山をします。
また、徐々に山のグレードを上げていき、8月には3,000m級の山々に挑戦できるようしています。例えば、今年5月には1,000m級の陣馬山、7月には2,500m級の日光白根山に登りました。

メンバーの雰囲気はどんな感じですか?

http://gakubunkai.com/record/project/2015/17handoverceremony/index.html

メンバーは、大学から登山を始めた人がほとんどなので、高校での部活動は文科系から体育系まで幅広いのが特徴です。
メンバーの性格的な特徴として、イケイケはいなく、おとなしめで和気藹々としていて仲良しです。メンバーの八割は髪染めていないくらいですので。(笑)

数あるアウトドアサークルの中でも、特に上下の仲が良いと思います。
上級生と下級生が仲良くなるきっかけとして合宿があり、北アルプス縦走のチーム編成は縦割りの班なので、そこで長い間苦楽を共にして親密になるんです。また、チームごとで仲良くなるために、チーム別で飲み会を開催したり、遊びを開催しています。

http://gakubunkai.com/record/project/2015/12summercamp/04tsubajo-course1/index.html

100名を超えるサークルでありがちな、同期の顔と名前が一致しないなんていうことが全く無いのも、岳文会の魅力です!

何をきっかけに始められる人が多いのですか?

http://gakubunkai.com/record/project/2015/12summercamp/07kasagatake-course/index.html

1位:大学で新しく始めるスポーツとして、登山を始めたい
2位:昨今の登山ブームと相まって、「普通の大学生」で終わらない経験をしてみたい
3位:個人では始めにくいから、経験者のいる集団に所属した

始めるのにどのくらいお金がかかりますか?

http://gakubunkai.com/record/project/2015/12summercamp/03johnen-course2/index.html

基本的に道具代が出費の大半を占めます。道具もそれぞれ高いものを買い揃えますが、一度買うと持ちは良いので、高いけども納得のいく道具を揃えることが大事だと思います。

  1. 服代(レインウェア)

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上下併せて25,000〜30,000円です。特に学生にオススメなレインウェアブランドは、マムートやノースフェイスです。

  1. ザック代

http://www.karrimor.jp/products/detail.php?product_id=41

20,000〜30,000円です。ザックは、ブランドにより「荷物を体のどこで支えるか?」で異なります。支える場所別に学生にオススメなザックブランドを挙げると、カリマー(肩)やドイター(腰)、オスプレイ(背中全体)があります。

  1. 寝袋代

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だいたい30,000円です。
私たちは、3,000m級の高い山に登るので、氷点下に耐える暖かさを備え、かつ長期日程でも負担のないようコンパクトさを兼ね備えた寝袋である必要があるので、これくらいの金額になってしまいます。寝袋は、高いほど機能性に優れコンパクトになります。

  1. 靴代

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20,000〜30,000円です。レインウェアやザックにも投資するため、安全性を考えて最低限の性能を保持しているものを選びます。

  • 交通費&宿泊費
  1. 交通費&宿泊費

1泊2日の登山で約10,000円ほどかかります。バス代が8割で、その他宿泊代や温泉代などが含まれます。

「歩行会」の記事もぜひ

登山の魅力

魅力を3つ挙げるとしたら?

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  • 「普通の大学生」では得られない体験!
  • 電波が通じないので、班員との会話が増え、尚且つ自然を深く感じられる!
  • 3,000m級の山を踏破した過酷な経験が自信に繋がる!

1.「普通の大学生」では得られない体験

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私たちは、1,000m級の一般的な山から3,000m級の日本屈指の山に至るまで様々登りますが、やはり北アルプス縦走のゴール地点である槍ヶ岳でしか得ることのできない経験があるんです!

例えば、山頂から見える景色は特別ですし、何日もかけて山頂まで登った達成感、あと高い山であればあるほど気持ち良い下山後の温泉は、もう格別ですね!

2.電波が通じないので、班員との会話が増え、尚且つ自然を深く感じられる

http://gakubunkai.com/record/project/2015/12summercamp/02johnen-course1/index.html

これは、集団で登山をすることに限ってではありますが、登山中は携帯の電波が通じない環境なので、四六時中LINEやFacebookなどのSNSで繋がっている日常から抜け出して一息つくことができます。

LINEを送った側からすると音信不通なので迷惑だと思いますが。(笑)携帯が使えないので、自然とメンバー同士の会話が増えて、登山しながら話しているとあっという間に日が暮れてしまうほどです。

また、景色を楽しんだり、周りの音に敏感になったりと、五感を活性化させて、より自然を感じることができるのも、携帯の電波が届かないおかげでしょうか。

3.3,000m級の山を踏破した過酷な経験が自信に繋がる

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まだ夜が明けないうちに起きて、重い荷物を担いで過酷なコースを登る・・・。もちろん辛いですが、登り切って美しい景色を目にする達成感は体験した人にしかわかりません。精神的・肉体的に辛いことがあっても、私は3000m登ったぞ!それと比べれば・・・!と思って、自分に自信をもって頑張ることができます。

登山初心者の注意点をまとめた記事はこちらです。

登山FAQ

早稲田アウトドア系サークルの中で最大規模となった秘訣はなんですか?

http://gakubunkai.com/record/project/2014/19springski/index.html

アウトドアサークルでは基本的に登山をする際にチームを分けますが、そのチームが一年中変わらずに毎回同じチームでやる所もあるとお聞きしたことがあります。
それに比べ、私たちは登山する度に毎回チームを変えているので、4年生になる頃にはサークルメンバー同士で同じチームになったことがないことは無くなります。

また、アウトドアサークルとしてはサークル内企画が多く、登山以外のイベントも盛りだくさんなのが特徴です。例えば、毎月メンバーを祝う誕生祭や、月間イベントでは六本木のスケートリンクにスケートに行ったり、シーズンオフの冬にはスキー合宿をしたりと、登山以外のアウトドアまで満喫できる点も魅力の一つですね。

体力に自信なくても、登山できますか?

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はい、大丈夫です!実際、8月の北アルプス縦走には新1年生の女の子も参加しています。もちろん、そうなるためには男女問わず、段階的に登山のグレードを上げることや、上級生の日頃からのフォローが必要ではあります。

荷物はどのくらい重いのですか?

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荷物の重さは、登山の行程によりまちまちです。
1泊登山で約6kg、夏合宿で約10kg(着替え・食料込み)ほどになります。6kgですら手で持っていると重いですが、ザックで背負っている分には意外にも重いと感じないです。
また、腰で支えている感覚なので、負担を軽減するザック選びも寄与していると思います。

高山病など具合は悪くなったりしないのですか?

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低山から始めて徐々に山のレベルをあげることで無理なく体を慣れさせるようにしています。高山病をはじめとして班員が体調を崩した場合には、上級生が同伴して下山することにしています。また重症の場合にヘリコプターを呼ぶための積み立てをしています。

サークル団体データ

  • 団体名称(通称):岳文会
  • 活動内容:関東・中部あたり土日で月1回登山(4〜10月)&そのための打ち合わせを毎週金曜1回
  • 設立年:1960年
  • 団体人数:142名(男女比⇒3:2)
  • 他大学からの参加:男女OK(男子:気象大学校、女子:日本女子・MARCHなど)
  • サークルHP:http://gakubunkai.com

岳文会への連絡はこちらから!