「日本酒が好き」「ちょっと舌には自信がある」そんなあなた!きき酒に全国大会があるのはご存知ですか?各県代表として戦う大会で、参加すれば蔵元との交流もできますよ。「そんなに知識はないし・・・」なんて心配も無用です。初心者でもOK。お酒を味わうことが出来るなら問題なし!早速挑戦です!

利き酒とは

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元々は酒蔵がお酒を出荷する時に品質を確かめるために行うものです。鑑評会などでも行われます。最近では居酒屋や、販売店のイベントなどでも行われています。日本酒好きなら居酒屋で利き酒セットを見たことがあるのではないでしょうか。大抵はお猪口に入った3種類を飲み比べるというものですね。

色を見る

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最初に日本酒の色を見ましょう。利き酒をする時には利き猪口を使うのがお勧めです。日本酒は無色透明と言うイメージがあるかもしれませんが、黄色っぽい色がついています。利き猪口がなければ、透明か白い器で試してみましょう。利き猪口を使用している場合は、底の青い二重丸と比べて色を見ます。

香りを感じる

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次は香りです。日本酒から香るフルーティーな香りを感じましょう(吟醸香)。よくワインでも言われますが、日本酒も木樽で保存されたものには木の香りを感じることが出来ます(熟成香)。微かに原料のお米の臭いを感じ取れることもあります(原料香)。

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この器に入れた時の香りを、上立ち香(うわだちか)と言います。上立ち香はお酒の温度が低いと立ちにくいので、利き酒をする時のお酒は常温がいいでしょう。

味を感じる

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最後に味です。利き酒する時はお酒を口に含むだけで後で吐き出す、とよく言いますが、これはプロの話です。多くのお酒を利き酒するには、酔ってしまっては正しい評価が出来ません。このため、プロの利き酒師はお酒を飲むことをしません。少量で楽しむ利き酒は、お酒の味を楽しんでOKです!

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お酒を口に含み、口から息を吸ってお酒を口の中で転がしましょう。こうすることで、お酒の香りを感じる事が出来ます。最初に器で感じた香りとはまた違った香りが楽しめます。

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辛・甘・酸などを感じ、またそれらの強さを見ます。口に含んだ時の味、飲んだ後味を感じましょう。味を詳しく感じたいと思うと盃を重ねたくなりますが、利き酒は幾つかのお酒を試すので、一杯限り!丁寧に飲んで味を感じ取りましょう。

全国きき酒選手権

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日本酒造組合中央会が主催する、一般人向けの利き酒の大会です。1981年から続く大会で、優勝者に女性の方が出たことも!大会・・・と聞くとハードルが高そうに思えるかもしれませんが、初心者の方でも大丈夫。まずは各県の予選会にチャレンジです!

全国きき酒選手権大会ガイド

各県の予選大会

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各県で行われる予選会に応募しましょう!在住、または勤務されている県で参加ができます。各県で募集数は異なりますが、100人前後のところが多いようです。応募多数の場合は抽選になります。また、開催時期も6~8月と県によって異なるので早めにチェックしましょう。

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「お酒の銘柄をそんなに知らない・・・」と言う方でも大丈夫!競技方法ですが、まは名前を伏せて番号が付けられた幾つかのお酒を試し、好みの順位を付けます。次に順番を入れ替えられた同じお酒を試し、また同じように好みの順位を漬けます。最初に付けた好みの順位と次に付けた順位がどれだけ一致するかを競います。

蔵元や販売店との交流も!

予選会では地酒まつりが同時開催の県もあり、イベントもあります。蔵元や販売店が参加していることもあるので、お酒の情報をゲットできるかも!?本選では懇親会もあり、全国の酒好きと交流する機会もありますよ。

まとめ

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全国大会の本選は秋頃です。今から備えて利き酒の業を磨くのもいいですね。競技のためだけでなく、香りや色を気にかけて飲むと楽しみが広がります。新しい飲み方も見つかりそうですね。大会に参加して、自分の腕を試してみましょう!