レンズフィルターって何?
レンズフィルターとはレンズに取り付ける薄いガラスのことで、写真を撮影する時に使います。薄いガラスに様々な効果が入っていて、レンズの前面に取り付けて色を変えたり、光の反射を抑える効果があります。
画像処理をせずに色を変えたり、光の反射を抑える効果があるので便利です。レンズを保護する役割もあるので是非使ってみましょう。
風景写真を撮影する時に使いたい便利なフィルターをご紹介します。
フィルターを使うメリット
まずは普通の写真を撮って、撮影後にフォトショップなどの画像処理ソフトで加工すれば良いと思うかもしれません。しかし、フォトショップで加工できるのは色や明度の調整なので、光の反射や水面の映り込みは加工が非常に難しいです。
フィルターを使うことで、そうした難しい加工をしなくて済むようになり、画像処理による画質の劣化も防げます。
青い空や水面の撮影に必須のフィルター
風景写真を撮る時に絶対持っておきたいのが「PLフィルター」です。
このフィルターはとても便利で、コントラストを高めて透き通った青い空を撮影できたり、水面の反射を抑えて映り込みを消してくれます。
特に水面の映り込みは画像処理では消せない部分なので、フィルターを使って撮影時に消してしまうことが需要になります。
風景撮影には必須のPLフィルター
PLフィルターはガラス板が2枚重なった構造になっていて、カメラを覗きながらフィルター部分を回転させることで効果を調整できます。
この「回転させる角度」によって不要な光をカットするので、自分で丁度良い角度を探しましょう。
フィルターを回転させるごとにその効果がわかります。
光の反射を抑えて本来の色を撮影する
PLフィルターなしの状態だと白っぽい画像になっています。
これでは本来の色が表現できていません。
PLフィルターを使った状態だと、色も鮮やかになりコントラストも高くなります。
キラキラと輝く光を撮影するフィルター
光を強調するための「クロスフィルター」は、十字の光が伸びる効果が得られます。
ロマンチックな夜景の撮影に最適で、なんでもない普通の街灯も綺麗に見える優れものです。
水面の反射を利用した作品作りにも使えるので、色々な場面で試してみましょう。
4本の光で演出するクロスフィルター
6本の光で演出するスノークロス
8つの光が太陽の光に見えるサニークロス
16本の光で強調するスター16
霧の中にいるような不思議なフィルター
まるで霧の中を歩いているような不思議な写真が撮れるフィルターがあります。
淡く色の滲んだ画像は風景写真の他に人物撮影にも使われているフィルターです。
ソフトフォーカスとも呼ばれ、柔らかい質感で撮影できるのが特徴です。
水の質感を強調する
燃えるような赤い色を強調するフィルター
フィルター全体が赤くなっているフィルターがあります。
これを使うと画面全体に赤が強調され、夕日の撮影時に画面全体のカラーバランスが良くなります。
厚い雲や光が遮られる部分の色も赤く染め上げることができるので、画面全体に夕日の色を馴染ませて美しい写真が撮影できます。
夕焼けを美しく撮影する
レンズフィルターの選び方まとめ
フィルターを使うメリットは、あとから画像加工をしなくても良いので画質の劣化を防げます。
色を変えたり、コントラストを強くしたり、画像処理ではどうしようもない水面の映り込みを消すことも可能です。
自分のイメージする写真を撮影するために、様々なフィルターを使ってチャレンジして見てください。