ついに成田とワルシャワ間の直行便も開通して訪れやすくなったポーランド。まだまだメジャーな国ではないものの、実は隠れた名作映画がたくさんある国なんです!東欧国ならではのもの寂しい雰囲気も味わえる映画で、ポーランドのリアルな世界を覗いちゃいましょう!

東欧ならではの雰囲気を感じよう

http://tours-tv.com/ja/Krakow

ポーランド映画というと、あまりピンと来ないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、日本でもポーランド映画祭が毎年全国各地で行われているほど、実は名作だらけの国なんです。
一緒にポーランド映画で東欧の空気を感じてみませんか?

世界的に有名な監督も

http://kmot.blog9.fc2.com/?tag=%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E7%9B%A3%E7%9D%A3

みなさん、『ローズマリーの赤ちゃん』『戦場のピアニスト』という映画はご存知ではないでしょうか?
この有名な作品の監督ロマン・ポランスキーは、今でこそアメリカで活動していますが、実はポーランド人なんです。
その他にも『カティンの森』のアンジェイ・ワイダも、有名なポーランド人映画監督の一人です。

生き方を考えさせられるポーランド映画

殺人に関する短いフィルム(原題:Krótki film o zabijaniu)

http://ahouseinthemiddleofnowhere.blogspot.jp/2008/05/krzysztof-kieslowskis-short-film-about.html

行き場を失った青年が、タクシーの運転手を絞殺してしまい、死刑になるまでの過程を描いた映画です。
ドキュメンタリー映画でも活躍していた巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督の1988年の作品。
孤独を抱え、どこか危なっかしい青年が主人公になっていて、現代社会にも相通ずるものを感じさせます。

僕がいない場所(原題:Jestem)

024-08

http://fluffy-wolle.jugem.jp/?eid=557

女流映画監督ドロタ・ケンジェジャフスカの2005年の作品。
男癖の悪い母親と決別して一人で生きていく決意をした少年と、美しい姉に劣等感を抱きお酒に逃げてしまう少女が出会う話です。
かなり暗いテーマですが、少年のプライドの高さとたくましさに心動かされます。
ポーランドの自然の美しい風景も味わえますよ。

イーダ(原題:Ida)

http://www.cinema.indiana.edu/?post_type=film&p=7174

2013年に製作されたパヴェウ・パヴリコフスキ監督の作品。
戦争孤児として修道院で育った若い少女が、両親の死の真相を暴くべく旅に出る話です。
とても静かなドキュメンタリータッチの映画ですが、構図や光の使い方がとても美しく、映像を観ているだけでも楽しめるでしょう。

コメディもありますよ

https://en.wikipedia.org/wiki/Kiler

何だか暗い映画ばっかりだな・・・と思ったそこのあなた!
もちろんポーランドにもコメディ映画はあります!
有名な作品は「Kiler」「Chłopaki nie płaczą(Boys Don’t Cry)」などですが、残念ながら日本では劇場未公開のようです。
どちらもマフィアが出てくるコメディです。

実はこんな可愛いアニメもあります

https://www.numizmatyczny.pl/html/1698.html

そして実は、ポーランドには可愛いアニメもあるんです。
「おやすみ、クマちゃん(原題:Miś uszatek)」というもので、ポーランドの国民的アニメです。
70年代に製作されたアニメですが、とても可愛く、シンプルながらも作りこまれた人形劇は、きっと大人も楽しめるはずです。

MIS USZATEK

http://www.eventmapa.pl/aktualnosci/1766/36/mis-uszatek-idzie-na-wschod#.Vq2pFNKLRdg

デニム生地のキャスケットに、おひさまマークのTシャツが可愛いですね!
オシャレなくまちゃんです。

まとめ

http://mermaidfilms.co.jp/ida/photogallery.html

気になる作品はありましたか?
東欧ならではの、どこか物寂しくも美しい映画を観たい方には、オススメのポーランド映画を紹介させていただきました。
これを機に、あなただけのお気に入りのポーランド映画を探してみてはいかがでしょうか?