「カメラを向けられるのが苦手…。」「いつも同じような表情になってしまう…。」そんな悩みは「目線」と「ポージング」で全て解決します!目線と体の向きを少し変えるだけで、まるでモデルを撮ったような写真になります。あなたのポートレートに革命を起こしましょう!
「体も顔も真正面」は超高難度です!
真正面+棒立ち+カメラ目線=証明写真!?
体も顔も真正面に向けて、棒立ちの状態でカメラをじっと見て固まる…。つい緊張してやってしまいがちなポーズですが、これではどうしても証明写真のように写ってしまいます。実は、真正面よりも「良く写る角度」があるのです。まずはモデルをする上での体の使いかたを見ていきましょう。
斜めに立つだけで体型まで変わる
女性が正面を向いている写真です。次に同じ女性がカメラに対して少しだけ体の向きを変えた画像をご覧下さい。体のラインはどう違って見えるでしょうか。
ウエストラインがより強調され、全体的にスタイルが良く見えますね。円筒状の人間は存在しません。真正面、斜め、真横でそれぞれシルエットが変わります。そして多くの場合、平面で描かれた際に人が最も美しく見えるのは「斜め」です。モデルが斜めを向いた肖像画が多いことからもこの事実が分かります。
顔の角度も意識してみよう
体に一番きれいに見える角度があるように、顔にもその人の魅力を引き出す角度があります。もちろん体も顔も人によって違うので、「良い角度」もそれぞれの人によって違います。顔と体、それぞれ自分が一番ステキに見える角度を鏡の前で探してみましょう。
「手」は口ほどに物をいう?
手を上手く使うことで、写真の幅はぐっと広がります。例えばコンプレックスのある部分を隠すことも出来ますし、レンズに対して手を伸ばして遠近法を上手く使うことでパーツや人を小さく見せたりすることも出来ます。静止の世界である写真の中では、手が普段以上に役に立つのです。
あえてカメラから目線を外してみる
カメラ目線は写真の印象を単調にしてしまう?
数枚の記念写真や気軽なスナップ写真ならば、もちろんカメラ目線でも構いません。ですが沢山の枚数を撮る場合、全ての写真がカメラ目線だとどうしても写真の印象が似たものになってしまいます。撮影する写真の枚数が多い場合は、あえてカメラから目線を外してみましょう。写真全体の表情が変わります。
目線で「その場の雰囲気」や「感情」を表現する
男女が向かい合ってとても楽しげに笑っています。この写真からは彼らが互いに持っている親愛の情が見て取れますね。このように人や物に顔や目線を向けると、その写真を撮った瞬間の雰囲気や目線の先にあるものに対する感情を表現することができます。
一人で写る場合でも、上・斜め上・横・斜め下など様々な方向を見ることで表情がガラリと変わります。顔ごとその方向に向ける、目線だけ向けるなど、顔全体の表情と合わせて色々と実験してみましょう。次第に思い通りの印象を作れるようになります。
リラックスして、自分らしい写りかたをしましょう!
カメラを向けられた時に最も大切なのは「リラックスすること」です。緊張すると体も表情もこわばってしまいます。緊張したら深呼吸して肩の力を抜きましょう。少しおどけてみても良いかも知れません。一番すてきなのは「あなたらしい表情」です。自分が自信を持てる角度や目線を探して、楽しく写れるようにしましょう!