一眼レフのレンズには多くの種類がありますが、実際使うレンズの焦点距離の違いによって写真はかなり変わります。広角、標準、望遠、とその種類は聞いたことがあると思いますが、実際の写真を見てその特徴を覚えましょう。今回はそれぞれのレンズの使い分けを簡単に紹介します。
レンズの焦点距離とは?
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レンズにはそれぞれ焦点距離というものがあります。18-55mmや50mmという数値でレンズ自体に表記されていて、レンズ選びには欠かせないデータの一つとなります。
焦点距離とは簡単に言うと、どれだけズームできるかを数値化しているもので、数が大きくなればなるほどズームできます。
実際どれくらい違うのか?
http://blog.goo.ne.jp/photo/357597/pn/08bedac62bf49b57b107900e0a6dd2a0
では実際の違いを見てみましょう。
この写真は広角16mmで撮ったものです。かなり広い範囲が写っているのがわかるでしょう。
一般的に35mmまでを広角、35mmから100mmを標準、100mm以上になると望遠と言われます。
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こちらは標準80mmで撮ったもの。広角と比べると上下も左右も画面が狭くなっていることがわかると思います。
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160mmになるとかなりズームされ写されている範囲も相当狭くなります。広角の写真では全く見えなかった山の上の風車が少し見えてきていますね。
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さらに640mmまでズームすると風車の形や数もよくわかるほどです。
広角と望遠を比べると同じ場所から撮ったものとは思えないほど全く違う写真となります。
それぞれの使いどころ
広角レンズの使いどころ(広い場所)
http://guide.travel.co.jp/article/13771/
広角レンズを使うと手前から奥までを広く写すことができるので、広く見晴らしの良いところでは遠くの景色だけではなく近くにいる人物などを画面に入れることによって状況がよく伝わる写真となります。
http://guide.travel.co.jp/article/13727/
また広角で撮る場合には全体にピントを合わせやすいので夜景撮影などでもシャープな写真をとることができます。
広角レンズの使いどころ(狭い場所)
http://guide.travel.co.jp/article/13654/
広い場所だけではなく、広角レンズは狭い場所でも効果を発揮します。
建物の中など、離れるスペースがない場合には、標準や望遠レンズでは空間の一部を切り取ることしかできないことが多いです。しかし、広角レンズであれば離れなくても広い範囲を写すことができるので、室内などでも活躍します。
http://guide.travel.co.jp/article/14477/
標準レンズの使いどころ
http://guide.travel.co.jp/article/12781/
実際目で見るのとあまり変わらない画面になるのが標準レンズです。なので、人物や料理であったり日常で目にするのと同じように自然な画面を切り取りたい時に最も使いやすいレンズとなります。レンズの特性を活かした写真ならではの表現などには向いていませんが、その分安定していて自然な写真を撮ることができます。
http://guide.travel.co.jp/article/14476/
望遠レンズの使いどころ
http://guide.travel.co.jp/article/14128/
望遠レンズの効果がよくわかるのは被写体に近づけない場面での撮影です。動物園でも自然の中でも動物にはそれほど近づけないことが多いですが、望遠レンズを持っていればかなりズームして迫力ある動物写真を撮ることができます。
動物写真だけではなく、スポーツやお祭りの撮影でも望遠レンズは活躍します。野球やサッカーなどの広いスペースでは望遠レンズがなければ選手を大きく写すことはほとんどできません。また、スポーツ観戦以外にも子供の運動会といったシーンでも使えるので一本持っておくと便利ですよ。
また望遠レンズの特徴の一つとして、強いボケ味の写真を撮りやすいことが挙げられます。ボケは主役を引き立たせるのにとても効果的なので、前述のスポーツはもちろん花や虫などを幻想的に撮ることも可能です。
まとめ
http://guide.travel.co.jp/article/12552/
レンズの焦点距離によってかなり写真が変わってくることが伝わったでしょうか。一眼レフの基本的な操作に慣れてきたら新しいレンズを使ってみたくなると思いますが、それぞれの効果を知り自分がどういう写真を撮りたいのかが決まっていればレンズ選びもスムーズにできると思いますよ。