アールグレイとの違いは？Twiningsの紅茶レディグレイ

紅茶に詳しくなると一度は聞いたことのある名前が「レディグレイ」という商品名です。アールグレイとは違うようだけど、具体的にどう違うのかを知らない方も多いのではないでしょうか？ブランド独自なのは呼び方だけではありません。知らない人にも説明できるように詳しく解説しちゃいます！

基本となるアールグレイとは

そもそもEarl Grey（アールグレイ）とは何なのかをおさらいしましょう！
重要なのはずばり、ベルガモットの香りがついていることです。精油や香料で着香されていて、元祖フレバーティーというほど有名ですね。使用する茶葉は決まっていないので、各メーカーによってブレンドが異なります。

その発祥については諸説ありますが、チャールズ・グレイ伯爵というイギリス首相を務めた人物が関わっているのは確かです。アールというのは伯爵という意味なので「グレイ伯爵の紅茶」ということですね。
紅茶のクッキーやケーキなどに使われるのはこのアールグレイ茶葉が多いですよ！

一方のレディグレイは、有名な紅茶ブランドTwinings（トワイニング）が発売している紅茶ですね。グレイ伯爵の妻であるマリー・エリザベス・グレイ夫人をイメージして作られたブレンドだそうです！
味も香りも、アールグレイと比べて爽やかな印象の強い紅茶です。アールグレイが苦手な方にも好まれています。

レディグレイの特徴として、レモンピールとオレンジピールが入っていることが挙げられます。アールグレイはベルガモットの香りを茶葉に加えているだけなので、これは大きな違いです。これによって、香りだけでなく味の面でも爽やかさがプラスされているのですね。ハーブとしては、リラックス効果も期待できます。

青い花は矢車菊

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多くの人が気になるのは、茶葉の中の青いものの正体ではないでしょうか？これは、コーンフラワーとも呼ばれる矢車菊の花びらです。ヨーロッパではハーブティーやサラダに入れて使われています。
レディグレイを最大限に楽しむなら、ガラス製のティーポットで淹れるのがおすすめです。見た目にもこだわる紅茶ですね！

そんなに色々入っているなら香りもキツイのでは？と思われる方も多いでしょう。実は、ベルガモットの香り自体はアールグレイよりも控えめです。レディグレイの誕生には、アールグレイの強い香りが苦手な方のためだったという背景があります。レモンやオレンジの香りも加わっているので、爽やかな仕上がりです。

アールグレイのように茶葉に香りがつけられたものはフレーバーティーです。一方で、香辛料や花、果実などを混ぜたものはセンティッドティーと呼ばれます。茶葉に香りが移りやすいという性質を上手く利用したのですね。
レディグレイはベルガモットを着香しつつ花びらや果実を混ぜているので、両方の合わせ技です。

香料だけでは出せないような複雑な味わいを表現するのに、センティッドティーはぴったりです。有名なものでは花びら入りのジャスミンティーもありますね。果物が入っているタイプなら、紅茶を淹れた後に食べる楽しみもあります！オーガニックが好きな方にもおすすめです。

とはいえ、香りの好みは人によって様々ですから、紅茶を買ってみたけど合わなかった・・・ということも起こります。よくあることですが、やはり残念な気持ちになりますね。
そこで、レディグレイはどんな人がハマりやすい紅茶なのか、ポイントごとにまとめてみました！

インテリアとしても紅茶に注目している方は、色鮮やかな茶葉と缶にワクワクすると思います。矢車菊の青色がアクセントになっていて、茶葉を蒸らしている時間がより楽しくなりますね。
もしティーポットをお持ちなら、ティーバッグではなくルースティー（缶などに入った茶葉）で見た目も楽しみましょう！

レディグレイはレモンティー好きには特におすすめできます。茶葉自体にレモンピールがブレンドされた紅茶なので、レモンとの相性は抜群です！手を加えなくても、そのままで柑橘風味の爽やかな紅茶が淹れられるのもおすすめする理由です。
理想のレモンティーを探している方は、この機会に試してみませんか？

アールグレイが苦手な方のためのブレンドなので、ぜひ一度は試して頂きたいですね。「優しい香りなのでレディグレイは好き」という方が多くいらっしゃいます。
もしも合わなかった場合は、更に香りを抑えることのできる水出し紅茶にするのがオススメです。自分の好みを探ることはとっても大事ですよ！

レディグレイについて簡単にご紹介しました。これを読んだあなたなら、アールグレイとの違いを聞かれても説明できますね！そして、自分にはぴったりな紅茶かも？と感じたらぜひ試してみてください。ティーバッグタイプとルースティー、イギリスと日本でも味わいが違うなど、奥の深い紅茶です！